マラソンでドリンクを正しく選ぶコツ!完走と記録更新を支える補給の基礎知識

マラソンでドリンクを正しく選ぶコツ!完走と記録更新を支える補給の基礎知識
マラソンでドリンクを正しく選ぶコツ!完走と記録更新を支える補給の基礎知識
【コンディショニング】最高のパフォーマンスのために

マラソンを完走するためには、日々のトレーニングと同じくらい「水分補給」の戦略が重要です。42.195kmという長い距離を走り抜く際、私たちの体からは想像以上の水分と塩分が失われていきます。適切なタイミングで適切なマラソンドリンクを摂取しなければ、脱水症状や足のつり、急激なペースダウンを招く恐れがあります。

この記事では、マラソンに最適なドリンクの選び方や、レース本番で役立つ効果的な飲み方のポイントを詳しく解説します。初心者の方でも分かりやすいように、スポーツ飲料の種類や補給のタイミングについて整理しました。この記事を参考に、自分にぴったりの補給計画を立てて、最後まで笑顔でゴールを目指しましょう。

マラソンドリンクの重要性と水分補給が走りに与える影響

マラソンにおいて水分補給は、単に喉の渇きを潤すだけのものではありません。長時間走り続ける体にとって、飲み物はエネルギー源であり、体調を維持するための重要な要素です。まずは、なぜ走っている最中に飲み物が必要なのか、その基本的な役割を理解することから始めましょう。

脱水症状を防ぎパフォーマンスを維持する役割

マラソン中に最も避けたいトラブルの一つが脱水症状です。人間の体は、体重のわずか2%の水分を失うだけで、運動能力が著しく低下すると言われています。水分が不足すると血液の粘度が高まり、酸素や栄養素を筋肉に運ぶ効率が悪くなるため、体が重く感じたり息切れが激しくなったりします。

また、水分は体温を調節する役割も担っています。走ることで発生した熱を汗として放出する際に水分が使われるため、補給が追いつかないと体温が上昇しすぎてしまい、熱中症のリスクが高まります。早め早めの補給を心がけることで、血液の流れをスムーズに保ち、最後まで粘り強く走れるコンディションを維持できます。

特に夏場だけでなく、冬場のレースでも乾燥によって水分は失われていきます。喉が渇いたと感じたときには、すでに脱水が始まっているサインであることを覚えておきましょう。喉の渇きを感じる前に、一口ずつでも定期的に水分を摂ることが、完走への大きな一歩となります。

筋肉のエネルギー源となる糖質の補給

マラソンドリンクには、水分だけでなく「糖質」が含まれているものが多くあります。マラソンは非常に多くのエネルギーを消費するスポーツであり、体内に蓄えられたグリコーゲン(糖質)だけでは、42kmを走りきるには不十分な場合がほとんどです。いわゆる「30kmの壁」も、エネルギー切れが原因の一つと言われています。

ドリンクから糖質を摂取することで、筋肉を動かすためのエネルギーを効率よく補充できます。固形物の食べ物とは異なり、液体に含まれる糖質は消化吸収が早いため、走っている最中でも内臓への負担を抑えながらエネルギーチャージが可能です。効率的なエネルギー補給は、後半の失速を防ぐために欠かせません。

最近のスポーツ飲料には、吸収速度の異なる複数の糖質が配合されているものもあります。短時間でエネルギーになるものと、持続的にエネルギーを供給してくれるものをバランスよく摂ることで、スタミナ切れを防ぐ効果が期待できます。自分の体質に合った、エネルギー効率の良いドリンクを見つけておくことが大切です。

ミネラル補給による足のつりや痙攣の防止

汗と一緒に失われるのは水分だけではありません。ナトリウムやカリウム、マグネシウムといった「電解質(ミネラル)」も同時に体外へ排出されます。これらのミネラルは、筋肉の収縮を正常にコントロールするために不可欠な物質です。不足すると、筋肉が異常に収縮し、足がつったり痙攣を起こしたりする原因になります。

特にナトリウム(塩分)の不足は深刻なトラブルを招きやすいため、真水だけを飲み続けるのは危険です。スポーツドリンクには、体液に近いバランスでミネラルが含まれており、失われた成分を素早く補えるよう設計されています。足のつりを予防するためには、これらのミネラルをバランスよく含むドリンクを選ぶ必要があります。

マグネシウムなどは足つり防止に特化したサプリメントやドリンクにも含まれています。レース後半に足が止まってしまう経験がある方は、水分量だけでなく、ミネラルの配合量にも注目してみると良いでしょう。適切なミネラルバランスを保つことが、スムーズな脚運びを最後まで続ける秘訣です。

マラソンに最適なドリンクの種類と成分の違い

マラソン用のドリンクと一口に言っても、その種類はさまざまです。コンビニやドラッグストアで手に入るものから、ランニング専門店で売られている専門的なものまであります。それぞれの特徴を知ることで、自分の目的や走るタイミングに合わせた最適な選択ができるようになります。

アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の使い分け

スポーツドリンクは、その浸透圧(しんとうあつ)の違いによって「アイソトニック」と「ハイポトニック」の2種類に大別されます。浸透圧とは、水分が細胞膜を通り抜ける力のことで、体液の濃度との関係で吸収速度が変わります。この違いを理解して使い分けることが、賢い水分補給のポイントです。

アイソトニック飲料は、体液とほぼ同じ浸透圧を持つ飲み物です。糖分が約4〜6%含まれており、運動前や安静時の吸収に適しています。エネルギー補給も兼ねたいスタート前や、練習開始前に飲むのが効果的です。多くの一般的なスポーツドリンクがこのタイプに該当します。

一方、ハイポトニック飲料は体液よりも低い浸透圧を持っています。発汗が激しい運動中などは、体液が薄くなっているため、より濃度の低いハイポトニック飲料の方が素早く吸収されます。糖分は約2%程度に抑えられているため、胃に溜まりにくく、レース中の補給にはこちらが推奨されることが多いです。

アイソトニックとハイポトニックの違い

・アイソトニック:体液と同じ濃度。運動前や安静時の水分・糖質補給に最適。

・ハイポトニック:体液より低い濃度。運動中や大量に汗をかいた時の素早い吸収に最適。

経口補水液を活用するメリットと注意点

熱中症対策などでよく耳にする「経口補水液(けいこうほすいえき)」も、マラソンにおいて有効な選択肢となります。経口補水液は、スポーツドリンクに比べて糖分が少なく、塩分などの電解質濃度が高く設定されています。いわば「飲む点滴」のような役割を果たします。

非常に脱水が進んでいる状態や、真夏の猛暑日に行われる過酷なレースでは、経口補水液による素早いリカバリーが役立ちます。ただし、塩分濃度が高いため、日常的な水分補給として大量に飲むのには向いていません。あくまで緊急時の補給や、極度の脱水を感じた際に活用するのが基本です。

味については、健康な状態では少ししょっぱく感じることが多いですが、脱水が進んでいると美味しく感じることがあります。自分の体の状態を知るバロメーターとしても使えます。レース当日の朝にコップ一杯程度を飲んで、体の水分量を整えておくという使い方もランナーの間では一般的です。

BCAAやクエン酸配合ドリンクの効果

最近のマラソンドリンクには、アミノ酸の一種であるBCAAやクエン酸が配合されているものが増えています。BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)は筋肉のエネルギー源となり、運動による筋肉の分解を抑える働きがあります。長時間走り続けるマラソンでは、筋肉へのダメージを軽減するために有効な成分です。

また、クエン酸はエネルギー生成のサイクルを活性化し、疲労物質の蓄積を抑えるサポートをしてくれます。後半に疲れを感じ始めたときや、練習後の疲労回復を早めたい時に摂取すると効果を実感しやすいでしょう。酸味のある味は、疲れた時の口の中をさっぱりさせてくれる効果もあります。

これらの成分が配合されたドリンクを選ぶ際は、どのタイミングで摂るかを意識しましょう。BCAAは運動の30分前や運動中に、クエン酸は運動中から運動後にかけて摂取するのが理想的です。高機能な成分を味方につけることで、スタミナ維持と回復の両面から走りをサポートできます。

自分好みに調整できる手作りドリンクのすすめ

市販のドリンクが口に合わなかったり、甘すぎると感じたりする場合は、自分でマラソンドリンクを作成するのも一つの手です。基本の材料は、水、塩、糖分(砂糖やハチミツ)、そしてレモン汁などの果汁です。これらを混ぜるだけで、自分にとって最適な濃度のドリンクが出来上がります。

例えば、500mlの水に対して、砂糖を大さじ2〜3杯、塩を小さじ1/4程度、レモン汁を少々加えるのが一般的なレシピです。糖分を控えめにすれば、練習中でもさらっと飲めるハイポトニック仕様になります。また、砂糖の代わりにハチミツを使えば、よりマイルドな甘さと豊富なミネラルを摂取できます。

手作りの良さは、その日の気温や体調に合わせて塩分量や甘さを微調整できる点にあります。コストを抑えられるというメリットもあるため、毎日のトレーニングのお供として活用してみてはいかがでしょうか。自分だけの黄金比を見つけるのも、マラソンの楽しみの一つになるかもしれません。

市販のスポーツドリンクが甘すぎると感じる場合は、水で2倍程度に薄めるだけでもハイポトニック飲料に近い状態になります。ただし、薄めすぎると塩分濃度も下がってしまうため、ほんの少し塩を足すなどの調整をすると、より吸収効率が良くなります。

レース本番で実践したい効率的な給水タイミング

どれだけ優れたマラソンドリンクを準備していても、飲むタイミングを間違えると十分な効果は得られません。レース中に「いつ」「どれくらい」飲むべきかを知っておくことは、完走への戦略として非常に重要です。ここでは、スタート前からゴール後までの理想的な給水スケジュールを確認しましょう。

スタート前の「ウォーターローディング」のやり方

レースはスタート前から始まっています。スタートラインに立つ前に体の水分量を満たしておく手法を「ウォーターローディング」と呼びます。これは、一気に大量の水を飲むのではなく、レースの数日前から少しずつこまめに水分を摂り、細胞レベルで水分を蓄えておく方法です。

具体的には、レースの2〜3日前から、1日に1.5〜2リットルの水分を数回に分けて摂取します。当日の朝は、スタートの1〜2時間前までに250〜500ml程度をゆっくりと飲み干すのが目安です。これにより、走る前から体内の水分バランスを最適化し、序盤からの脱水を防ぐことができます。

ただし、直前に飲みすぎるとトイレが近くなる原因にもなります。自分の体がどれくらいの水分量で安定するか、事前の練習で試しておくことが大切です。当日はスタート直前に一口だけ含んで口の中を湿らせる程度にするなど、自分なりのルーティンを作っておくと安心です。

各給水ポイントでの正しい立ち寄り方と飲み方

実際のレースでは、数キロおきに給水ポイントが設置されています。「まだ喉が渇いていないから」とスルーするのではなく、すべての給水ポイントで少しずつ飲むのが鉄則です。一度に大量に飲むと、胃の中で液体が揺れて痛みが出たり、吸収が追いつかなかったりするためです。

コップ一杯をすべて飲み干す必要はありません。一口、二口程度を口に含み、ゆっくりと飲み込むだけで十分です。残った水は、首筋や頭にかけて体を冷やす「かぶり水」として利用するのも賢い方法です。特に気温が高い日は、体の外側からも冷やすことで体力の消耗を抑えられます。

給水ポイントでは混雑が予想されるため、手前のテーブルではなく奥のテーブルを狙うとスムーズに取れることが多いです。取る際は、ボランティアの方への感謝を忘れずに、周囲のランナーと接触しないよう注意しましょう。止まって飲むのではなく、歩きながら、あるいは走りながら少しずつ摂取する技術も練習しておくと役立ちます。

後半の粘りを作るエネルギージェルとの組み合わせ

フルマラソンの後半、30km付近では急激にエネルギーが枯渇しやすくなります。このタイミングでは、マラソンドリンクに加えて「エネルギージェル」を併用するのが効果的です。ジェルは濃縮された糖質を効率よく摂取できるため、ドリンクだけでは補いきれないカロリーを補填してくれます。

ジェルを摂取する際のポイントは、必ず給水ポイントの直前で飲み、その後の水やドリンクと一緒に胃に流し込むことです。ジェルは非常に濃度が高いため、単体で飲むと喉が渇いたり、胃に負担がかかったりすることがあります。水と一緒に摂ることで、ジェルの成分が素早く吸収されやすくなります。

摂取する目安は、10km、20km、30kmなど、自分なりのタイミングを決めておくと良いでしょう。最近ではカフェイン入りのジェルもあり、後半の集中力を高めるのに役立ちます。ただし、カフェインには利尿作用もあるため、水分の排出を促してしまう可能性も考慮し、適度な利用を心がけましょう。

季節やシチュエーションに応じた補給のコツ

マラソンは屋外で行われるスポーツであるため、季節や環境によって必要な水分量は大きく変わります。また、練習の内容によっても適切な補給方法は異なります。状況に応じた最適なマラソンドリンクの活用法を知り、常にベストな状態で走れるように準備しましょう。

夏場のロング走での脱水・熱中症対策

気温が高い夏場のトレーニングでは、何よりも脱水と熱中症への警戒が必要です。短い距離であっても、汗の量は冬場とは比べものになりません。夏場は特に電解質(塩分)の濃度に気を配り、経口補水液や塩分濃度の高いスポーツドリンクを優先的に選びましょう。

走るルート上に自動販売機やコンビニがあるかを確認し、こまめに補給できる環境を整えることが大切です。また、ドリンクの温度にも工夫をしてみましょう。キンキンに冷えたものは内臓に負担をかけると言われますが、5〜15度程度の適度に冷えたドリンクは、深部体温を下げる効果があり、パフォーマンス維持に役立ちます。

長距離を走る際は、背負えるタイプの給水ハイドレーションパックなどを活用するのもおすすめです。いつでも一口ずつ飲める環境があれば、脱水のリスクを大幅に下げることができます。無理をせず、体が熱いと感じたらすぐに休憩し、水分と塩分を補給することを徹底してください。

冬場の練習で気をつけたい「隠れ脱水」

冬場は夏場ほど汗をかかないため、水分補給を怠りがちです。しかし、空気が乾燥している冬は、呼気(吐く息)からも水分が失われていきます。また、防寒着を着て走ることで、本人が気づかないうちに発汗していることも多く、これが「隠れ脱水」の原因となります。

冬場のマラソンドリンクは、冷たすぎない常温のものを選ぶのがおすすめです。冷たい飲み物は体を内側から冷やしてしまい、筋肉の動きを鈍くさせることがあります。魔法瓶などに入れて、少し温かい状態で持ち歩くのも良いでしょう。喉の渇きを感じにくいため、意識的に「20分おきに一口」といったルールを決めておくのが有効です。

また、冬は喉の粘膜が乾燥しやすく、ウイルス感染のリスクも高まります。こまめな水分補給は、喉を潤して防御機能を維持する役割も果たします。夏場のような大量の補給は不要ですが、一定のペースで水分を摂り続ける習慣は、冬のコンディショニングにおいても非常に重要です。

リカバリーを左右する練習後のアフターケア補給

走った後の補給は、翌日の疲労度を左右する重要なプロセスです。練習が終わった直後は、まず失われた水分と糖質を速やかに補いましょう。ゴール後や練習終了後の30分以内は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、栄養の吸収効率が非常に高い状態になっています。

このタイミングでは、筋肉の修復を助けるプロテイン(タンパク質)が含まれたドリンクや、リカバリー専用のサプリメントを活用するのが理想的です。また、オレンジジュースのようなビタミンCとクエン酸を豊富に含む飲み物も、疲労回復をサポートしてくれます。糖質とタンパク質をバランスよく摂ることが、ダメージを受けた筋肉の修復を早めます。

注意点として、練習後のビールなどは水分補給にはなりません。アルコールには利尿作用があるため、かえって脱水を進行させてしまいます。まずはしっかりと適切なドリンクで体を満たしてから、嗜好品を楽しむようにしましょう。アフターケアまでを含めて、一つのトレーニングと考えるのがランナーの知恵です。

練習後のリカバリーチェック

練習前と後の体重を測ってみましょう。減少した体重の分だけ水分が失われています。減った体重の1.5倍程度の水分を、数時間かけてゆっくり補給するのが目安です。尿の色が濃い場合はまだ水分不足なので、色が薄くなるまでこまめに飲みましょう。

マラソンの水分補給で失敗しないための注意点

良かれと思って行っている水分補給が、時にトラブルを招くこともあります。知識不足による失敗は、せっかくの練習の成果を台無しにしてしまいかねません。マラソンにおける補給の落とし穴を知り、安全で快適なランニングを楽しみましょう。

水の飲み過ぎによる「低ナトリウム血症」の恐れ

脱水を恐れるあまり、大量の「真水」だけを飲み続けるのは非常に危険です。汗で塩分が失われた状態で水だけを大量に摂取すると、体内のナトリウム濃度が極端に低くなってしまいます。これを「低ナトリウム血症」と呼び、めまいや吐き気、ひどい場合には意識障害を引き起こすこともあります。

特にゆっくりとしたペースで走るランナーは、レース時間が長くなるため、給水ポイントごとに水を飲みすぎてしまう傾向があります。必ずスポーツドリンクなどの塩分を含むものを混ぜて選ぶか、塩タブレットなどを併用して、体内の電解質バランスを一定に保つよう心がけてください。

「喉が渇いたら水」というだけでなく、「汗をかいたら塩分と水」というセットの意識が不可欠です。最近の大会では、水とスポーツドリンクが明確に分けられて提供されています。どちらを手に取るべきか、自分の汗のかき具合や体調に合わせて冷静に判断しましょう。

胃腸トラブルを避けるための飲み方の工夫

走っている最中に胃がタプタプして痛くなったり、気持ち悪くなったりすることを「胃もたれ」や「胃痛」として経験するランナーは多いです。これは、激しい運動によって血流が筋肉に集中し、内臓への血流が減少して消化吸収能力が低下するために起こります。

これを防ぐためには、一度に飲む量を50〜100ml程度の少量に留めることが大切です。また、ドリンクの温度が低すぎると胃への刺激が強すぎるため、冷たすぎるものは少し口の中で温めてから飲み込むなどの工夫が有効です。さらに、糖分濃度が高すぎるジェルなどを急に摂るのも、胃への負担を大きくします。

もし胃の調子が悪くなってしまったら、しばらくの間は補給を水だけにしたり、少し歩いて呼吸を整えたりして、内臓の回復を待ちましょう。日頃の練習から、走りながらの補給に胃がどう反応するかを観察しておくことで、本番でのトラブルを未然に防ぐことができます。

大会当日に初めての飲み物やサプリを試さない

マラソンにおける鉄則の一つは「新しいことを本番で試さない」という点です。これはマラソンドリンクについても同様です。大会会場のエキスポなどで配られている新しいサプリメントや、見たことのない海外製のジェルなどは、魅力的に見えるかもしれませんが注意が必要です。

特定の成分が体に合わず、レース中に腹痛や下痢を引き起こすリスクがあります。また、味の好みが合わなくて飲み込めず、結果として補給不足になることも考えられます。レース本番で使うドリンクやサプリメントは、必ず数回以上の練習(できれば長距離走)で実際に使用し、体に問題がないことを確認しておきましょう。

大会で提供されるドリンクの銘柄があらかじめ分かっている場合は、その銘柄を練習でも飲んでおくと安心感が増します。自分の胃腸と相性の良い「勝負ドリンク」を決めておくことで、当日は走ることだけに集中できるはずです。

チェック項目 確認内容
味・飲みやすさ 飽きずに飲めるか、甘すぎないか
胃への負担 走っている最中に気持ち悪くならないか
持ち運びやすさ ジェルなどは開封しやすい形状か
効果の体感 後半にバテにくくなったか、足はつらなかったか

自分に合ったマラソンドリンクを見つけて完走を目指そう

まとめ
まとめ

マラソンにおける水分補給は、42.195kmという長い道のりを攻略するための重要な戦術です。適切なマラソンドリンクを選び、正しいタイミングで摂取することは、脱水や足のつりといったトラブルを未然に防ぎ、最後まで自分らしい走りを続けるための支えとなります。今回ご紹介した内容を振り返り、日々の練習に取り入れてみてください。

まずは、アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の特性を理解し、自分の走るペースや気温に合わせて使い分けることから始めましょう。また、喉が渇く前にこまめに飲むという「先手」の補給を意識することで、後半の失速を最小限に抑えられます。水だけでなく塩分やエネルギーをバランスよく摂ることが、完走への近道です。

そして何より大切なのは、自分自身の体との対話です。どの飲み物が一番しっくりくるのか、どのタイミングで飲むと体が軽くなるのかを、練習の中で一つずつ試してみてください。自分にぴったりのマラソンドリンクを味方につけて、最高のコンディションで大会当日のスタートラインに立ちましょう。あなたの完走と目標達成を心から応援しています。

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