ニューバランスの人気ランニングシューズ「フューエルセルレベル」シリーズから、待望の最新作「フューエルセルレベル4」が登場しました。前作から大きな進化を遂げたことで、多くのランナーから注目を集めています。
この記事では、そんな「フューエルセルレベル4」の詳しいレビューをお届けします。ミッドソールの素材変更によるクッション性や反発性の向上、アッパーのフィット感、そしてどのようなトレーニングに適しているのかまで、実際に履いて感じた点を交えながら、わかりやすく解説していきます。 購入を検討している方や、その性能に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
※FuelCell Propel v4は2023年3月の発売であり、2025年時点現在では、FuelCell Rebel v5が販売されています。
フューエルセルレベル4のレビュー:まず知りたい全体像と進化したポイント

多くのランナーに愛されてきたニューバランスの「フューエルセルレベル」シリーズ。 その最新作であるレベル4は、前作から大幅なアップデートが施され、これまで以上に幅広いランナーに対応できる一足へと進化しました。 ここでは、まずフューエルセルレベル4がどのようなシューズなのか、その全体像と特に注目すべき進化したポイントについて解説します。
前作レベル3からの大きな変更点
フューエルセルレベル4は、前作のレベル3からいくつかの重要な変更が加えられました。最も大きな違いは、ミッドソールにあります。 前作はFuelCell素材のみでしたが、今作ではそれに加えて高反発素材である「PEBA(ペバ)」が配合されました。 これにより、従来のソフトな履き心地は維持しつつ、より高い反発弾性を実現しています。 また、ミッドソールの厚みも増し、よりクッション性を感じられる設計になっています。
アッパーの構造も見直されました。レベル4では、走行中の足の伸縮を考慮して設計された「FANTOMFIT(ファントムフィット)」構造が採用されており、フィット感が向上しています。 これにより、前作で一部のランナーが感じていた前足部の窮屈さが改善され、よりストレスフリーな履き心地になりました。 全体的に、前作の良さを引き継ぎながら、よりスピードと快適性を追求したモデルへと正統進化したと言えるでしょう。
新ミッドソール「PEBA配合FuelCell」の驚くべき性能
フューエルセルレベル4の最大の注目点は、なんといってもPEBAを配合した新しいFuelCellミッドソールです。 PEBAとは、非常に軽量でエネルギーリターン(=反発性)に優れた熱可塑性エラストマーという素材の一種で、多くのトップモデルのレーシングシューズにも採用されています。このPEBAを配合したことで、レベル4は従来のFuelCellが持つ衝撃吸収性に加え、地面を蹴り出した際に力強い反発力を生み出す性能が向上しました。
実際に走ってみると、着地時の柔らかさと、その後の弾むような感覚の両方をはっきりと感じ取ることができます。 これまでのレベルシリーズが持っていた「フワフワ」とした感触とは少し異なり、よりシャキッとした反応の良さが加わった印象です。 それでいて、カーボンプレートは搭載されていないため、足への負担は少なく、自分の力で走っている感覚を失いません。 この絶妙なバランスが、日々のトレーニングからレース本番まで、様々なシーンでランナーをサポートしてくれます。
デザインとカラーバリエーションの魅力
機能性だけでなく、デザイン性の高さもニューバランスのシューズの魅力の一つです。フューエルセルレベル4も例外ではなく、スピード感あふれるシャープなシルエットが特徴です。ミッドソールの形状は、中足部から前足部にかけてスムーズな足抜けと転がるような感覚を生み出すように設計されています。
アッパーには、通気性に優れたエンジニアードメッシュが採用されており、デザイン的なアクセントにもなっています。 カラーバリエーションも豊富に用意されており、ランニングウェアとのコーディネートを楽しむことができます。定番のホワイトやブラックを基調としたカラーから、鮮やかなホットマンゴーなど、自分の好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。 機能性だけでなく、見た目にもこだわりたいランナーにとって、満足度の高い一足と言えるでしょう。
【詳細レビュー】フューエルセルレベル4の履き心地とフィット感

ランニングシューズを選ぶ上で、履き心地やフィット感は非常に重要な要素です。フューエルセルレベル4は、アッパーの素材や構造に工夫が凝らされており、多くのランナーにとって快適な履き心地を提供します。 ここでは、足を入れた瞬間の感覚から、走行中のホールド感、そしてサイズ選びのポイントまで、詳しくレビューしていきます。
足を入れた瞬間にわかるFANTOMFITアッパーの快適性
フューエルセルレベル4のアッパーには、「FANTOMFIT(ファントムフィット)」と呼ばれる特殊な構造が採用されています。 これは、データに基づいて設計されたエンジニアードメッシュを使い、必要な部分のサポート性を高めつつ、不要な部分は伸縮性を持たせることで、まるで足とシューズが一体化したかのようなフィット感を実現する技術です。
実際に足を入れてみると、そのストレスフリーな履き心地に驚かされます。 特に前足部にはゆとりがあり、指が自然に広がる感覚があります。これは前作のレベル3と比較して改善された点の一つで、長時間のランニングでも窮屈さを感じにくくなっています。 アッパー全体が柔らかく足を包み込むような感覚でありながら、走行中に足がシューズ内でぶれるような不安定さはありません。 この絶妙なバランスが、快適なランニングをサポートしてくれます。
シュータンとヒールカウンターの構造とホールド感
快適なフィット感には、シュータン(足の甲にあたる部分)とヒールカウンター(かかとを支える部分)の作りも大きく影響します。フューエルセルレベル4のシュータンは、非常に薄く作られており、シューズと一体化しているため、足が優しく包み込まれるような感覚があります。 これにより、足の甲への圧迫感が少なく、快適な履き心地に貢献しています。
かかと部分のホールド感も良好です。 ヒールカウンターは硬すぎず柔らかすぎず、適度な硬さでかかとをしっかりと固定してくれます。 前作よりもヒールカップが立体的になったことで、かかとの収まりが良くなり、安定感が増しています。 このしっかりとしたホールド感は、スピードを上げた際にもブレの少ない安定した走りを可能にします。アッパー全体のフィット感と相まって、シューズとの一体感を高める重要な要素となっています。
サイズ感の選び方と注意点
フューエルセルレベル4のサイズ感は、基本的には普段履いているランニングシューズと同じサイズで問題ないという声が多いです。 横幅(ウィズ)は比較的広めに作られているため、足幅が広いと感じているランナーでも快適に履ける可能性があります。 ナイキなどの海外メーカーのシューズと比較すると、幅にゆとりがあると感じるかもしれません。
ただし、個人の足型によってフィット感は変わるため、可能であれば一度試着してみることをお勧めします。特に、前足部のフィット感やかかとのホールド感は、実際に履いてみないとわからない部分もあります。レビューによっては、0.5cmサイズを上げた方が良かったという意見も見られます。 ニューバランスの他のモデルを履いている場合は、同じサイズでフィットすることが多いようです。 オンラインで購入する際は、返品や交換が可能な店舗を選ぶとより安心でしょう。
フューエルセルレベル4の性能をレビュー!走りはどう変わる?

フューエルセルレベル4は、新しいミッドソールや改良されたアッパーによって、走行性能が大きく向上しています。 では、実際にこのシューズで走ると、どのような感覚が得られるのでしょうか。ここでは、クッション性、反発性、そしてグリップ力といった観点から、その走行性能を詳しくレビューします。
高いクッション性と衝撃吸収性
フューエルセルレベル4の大きな特徴の一つは、その卓越したクッション性です。 PEBAを配合した新しいFuelCellミッドソールは、前作よりも厚みを増しており、着地時の衝撃を効果的に吸収してくれます。 特に、かかと部分のクッションは非常に柔らかく感じられ、まるでフカフカのマットの上を走っているかのような感覚です。
この高い衝撃吸収性は、脚への負担を軽減してくれるため、日常的なジョギングや長距離のトレーニングに最適です。アスファルトのような硬い路面を走る際にも、膝や足首へのダメージを和らげてくれるでしょう。従来のフワフワとした感覚を持つレベルシリーズの良さを引き継ぎつつ、安定感も向上しているため、長時間のランニングでも快適性を維持しやすくなっています。
スムーズな重心移動を促す反発弾性
フューエルセルレベル4は、高いクッション性だけでなく、優れた反発弾性も兼ね備えています。 これは、ミッドソールに配合されたPEBA素材の恩恵が大きく、着地で吸収したエネルギーを効率よく推進力に変換してくれます。 そのため、ただ柔らかいだけでなく、地面を蹴り出すとポンと弾むような、心地よい反発を感じることができます。
この反発性により、自然と足が前に出て、スムーズな重心移動が促されます。 特に、少しペースを上げてキロ5分半を切るあたりから、このシューズの持つ反発の良さをより体感しやすくなるでしょう。 カーボンプレート搭載シューズのような強制的な推進力ではなく、あくまで自分の走りをアシストしてくれるような自然な反発感なので、幅広いレベルのランナーが扱いやすいのが特徴です。
アウトソールのグリップ力と耐久性
ランニングシューズの性能を語る上で、アウトソールのグリップ力と耐久性も見逃せないポイントです。フューエルセルレベル4のアウトソールは、前足部と踵部に耐摩耗性に優れたソリッドラバー「N durance」が配置されています。 これにより、日々のトレーニングでの使用にも耐えうる十分な耐久性が確保されています。
グリップ性能も良好で、乾いた路面はもちろん、雨の日の濡れた路面でも安定した走りをサポートしてくれます。 アウトソールのパターンも工夫されており、着地から蹴り出しまでの一連の動きをスムーズにする助けとなります。レビューの中には、900km走行しても問題なく使用できたという声もあり、コストパフォーマンスの面でも優れていると言えるでしょう。 ただし、耐久性は走り方や使用頻度によって個人差がある点は留意しておく必要があります。
こんな人におすすめ!フューエルセルレベル4のレビューから見る最適な使い方

フューエルセルレベル4は、その汎用性の高さから、非常に幅広いランナーにおすすめできる一足です。 ここでは、どのような目的や走力の人に特に向いているのか、そして他のシューズとどう使い分ければ良いのかを、レビューを基に具体的に解説します。
日常的なジョギングからペース走まで対応する汎用性
フューエルセルレベル4の最大の魅力は、その汎用性の高さにあります。 優れたクッション性は、日々のジョギングでの足への負担を軽減してくれます。 一方で、高い反発性は、少しペースを上げたテンポ走やペース走といったポイント練習にも十分対応可能です。
実際に多くのランナーが、普段のジョグから強度の高い練習まで、この一足でこなしているとレビューしています。 カーボンプレートが入っていないため、足への負担が少なく、自分の足で走る感覚を養うトレーニングにも適しています。 「とりあえず一足、どんな練習にも使える万能なシューズが欲しい」と考えているランナーにとって、フューエルセルレベル4は非常に有力な選択肢となるでしょう。
フルマラソンでサブ4を目指すランナーへの適性
フューエルセルレベル4は、フルマラソンで4時間切り(サブ4)を目指すランナーのレース用シューズとしても非常におすすめです。 サブ4を達成するためには、レース後半まで脚の疲労をいかに抑えるかが重要になります。このシューズの高いクッション性は、長丁場となるフルマラソンにおいて、脚へのダメージを軽減する大きな助けとなります。
同時に、適度な反発性が、後半の苦しい場面でもリズミカルな走りをサポートしてくれるでしょう。 「カーボンプレート搭載のトップモデルはまだ履きこなす自信がないけれど、レースで記録を狙いたい」というランナーに最適な一足です。 軽快な走りをサポートし、ゴールまで快適に導いてくれる可能性を秘めています。 もちろん、サブ3.5を目指すランナーのトレーニング用としても活躍します。
他のFuelCellシリーズとの比較と使い分け
ニューバランスのFuelCellシリーズには、レベル4以外にも特徴的なシューズがラインナップされています。例えば、プレートを搭載した「FuelCell Propel v4(フューエルセル プロペル v4)」は、より強い推進力を求めるランナーに向いています。 プロペルはTPUプレートを内蔵しており、レベル4よりも硬めの乗り心地で、よりレース志向の強いモデルと言えるでしょう。
一方で、レースでの最高速度を追求するなら、カーボンプレートを搭載したトップモデル「FuelCell SuperComp Elite v4(フューエルセル スーパーコンプ エリート v4)」が選択肢に入ります。
これらのシューズとの使い分けとしては、普段の様々な練習を万能にこなすのが「レベル4」、レース本番やより高いスピードを求める練習では「プロペル」や「エリート」という形が考えられます。自分の目的や走力に合わせて最適な一足を選ぶことで、より効果的なトレーニングが可能になります。
まとめ フューエルセルレベル4のレビュー総括

この記事では、ニューバランスの最新ランニングシューズ「フューエルセルレベル4」について、様々な角度から詳しくレビューしてきました。前作から大幅な進化を遂げた本作は、PEBA配合の新ミッドソールによる高いクッション性と弾むような反発性が最大の特徴です。 FANTOMFITアッパーはストレスフリーなフィット感を提供し、長時間のランニングでも快適性を保ちます。
その性能から、日々のジョギングからペース走などのポイント練習、さらにはフルマラソンでサブ4を目指すランナーのレース用まで、非常に幅広いシーンでの活躍が期待できる万能な一足です。 カーボンプレート非搭載でありながら、スピード走行を快適にサポートしてくれるため、多くのランナーにとって頼れるパートナーとなるでしょう。 このレビューを参考に、あなたのランニングライフにフューエルセルレベル4を取り入れてみてはいかがでしょうか。



コメント
これは昨年の記事でしょうか?
現在はV5が最新ですが。
ご指摘ありがとうございます。古い情報を掲載していましたので、注記しておきます。